ベンディング加工
弊社が最も得意とする加工が曲げ(0.27mmから9.0mm)加工です。短いモノから長尺なモノまで可能です。板厚にもよりますが、最長12m鋼板を曲げることができます。箱曲げ、鋭角曲げ、R曲げなど、展開した状態の鋼板をご要望の形状に折り曲げます。
建築・建設の金物、薄物板金製品は、0.27mm、0.35mm、0.5mmなどの板厚鋼板が主です。一般住宅や公共施設建築の曲げモノの場合、既製品には無いモノや他では請け負えない形状・寸法・数量の製作がほとんどです。
水切りや見切りなどの壁用役物。片棟、雨押、軒先水切り、唐草、棟押などの屋根用役物。通気土台、出隅などの土台役物は依頼される設計者オリジナルの寸法と納まりを考慮した製品をつくっています。
幕板や屋根の部分的な下地や外壁パネルなどもご要望に応じて製作しています。
リップ鋼(Cチャン)やハット型鋼も、既製品に無いオリジナルな断面寸法と長さのモノを製作しています。曲げの前工程や後工程で必要箇所への穴開けや切り欠き、両端部へ特殊加工を施して、他部材を溶接したり、塗装処理を施したりもします。
生産管理担当者以外が一見しても何の部品なのか判断が付かない部材が、常時、工場内ストックエリアに大量に溢れています。もちろん全て管理された部材ですが、これらの曲げた部材は後工程でさまざまな加工を施し、アッセンブリして完成させる部材です。また、製品の一部、パーツの曲げ加工のみが行われてお客様へ送り届けられる場合もあります。
曲げる素材はさまざまです。鉄、ステンレス、アルミ、銅など多様に承っています。尚、精密板金製品製作は請けていません。又、厚い鉄板の曲げは行っていません。曲げの限界値は長さにもよりますが、板厚9mm~12mmがMAXです。
一級工場板金技能士
お客様の製品への評価が一番の糧となっていますが、技量を認定する制度を利用することで、竜洋工場技術者の技能を高め合うことにつながっています。国が行っている「一級工場板金技能士」の合格も技術社員の士気向上と製品品質の向上に役立っています。竜洋は「曲げ屋」を標榜しています。第三者が評価を行う国家資格である曲げの技能検定合格者が多くいることは励みになります。
バイカル880トン12mタンデムベンダー【baykal-APHS-12m】
薄物板金加工のL寸法は、最長6mまでが限界とされてきました。これは保有する加工機が6mまでの対応ということでの制約です。12mプレスブレーキ導入により曲げ加工の限界を超えることができます。既製のモノでは対応できない長さや設計形状を作ることができます。現場溶接でつなげていた目板や下地などの曲げ物が一本物で済み、長尺大型板金加工製品を実現いたします。
板厚MAX:
- 12m曲げ加工/鋼板板厚4.5mmまで
- 6m曲げ加工/鋼板板厚6.0~9.0mm
以下の動画は、長さ10m以上の金属鋼板を数か所曲げしたときの動画です。長尺の薄い鋼板でペラペラですが重量があり、取り扱いが難しい材料ですので4人掛かりで曲げ加工を行いました。
0.27mmから9.0mmまでの金属鋼板の曲げ加工がございましたらお手伝いできるのではと思います。
上記の動画の中で曲げている板金製品は大型トラックに積み込んで現場に搬送しました。運搬の事を考えますと、トラックやトレーラーで運ぶことができる長さが長尺曲げ製品のL寸のリミットであるとも言えます。
BayKal製 APHS21300 300t曲げ加工機
300tのパワーで厚さ45mmの鉄板を90度曲げできます。
本曲げ加工機は、機械設備の部品や運搬機器の部品など、厚物加工に利用します。
尚、板厚と長さの制限があります。
APHS21300 板厚と材料長さ |
以下が限界値です。(SS400材) |
・板厚45㎜=500㎜ |
・板厚35㎜=1000㎜ |
・板厚27㎜=2000㎜ |
日本一長い調理用鉄プレートでバーベキュー
長さ12Mの鉄板を製作して、キャンプ場でバーベキューを行いました。大勢の老若男女が集まって、楽しく食事をする事ができました。
巨大な鉄板をレーザー加工し、プレスブレーキで端部に曲げ加工を施しました。
弊社製作のファイヤータンクという焚き火台を複数台置き、ファイヤータンクの上に長い鉄板を載せて肉を焼きました。
この様子は地方局ですがテレビ放映されたり、地方紙新聞に掲載され、日本一長い鉄板でバーベキューということで日本一認定されました。
バーベキューで使用した焚き火台「ファイヤータンク」は、こちらに掲載しています。
→ ファイヤータンク